Santan

SOCIAL ACTION 社会貢献活動

11月のブログ

updata:2018.12.07
社会貢献活動部 木山大輔

10月のダサインと呼ばれる大きなお祭りが終わり、11月5日から9日はティハールと呼ばれるヒンドゥー教のお祭りがありました。
新月の2日前から始まるこの祝祭は、幸運の女神ラクシュミに祈りを捧げるお祭りとされており、ネパールではダサイン同様この期間は休日でした。「光の祭り」とも呼ばれており、沢山の灯りが街中や、一般住宅で灯されていました。日本でいうクリスマス前のイルミネーションの様でした。神様ラクシュミを迎え入れるという意味で、電気やキャンドルで街はカラフルにデコレーションされます。また、家の門やお店の入り口に色粉でマンダラを描き神様を迎え入れる習慣もあります。これらはただ祝うだけでなく、ビジネスなどにも関係するとのことで、お店の前にマンダラを描くのは、神様と一緒にいいビジネスも迎えるという意味が込められています。また、カラス、犬、牛にティカを付けたり、ネワール民族の新年があったり、沢山の行事が詰まった5日間のお祭りでした。

  • 【写真1】ティハールの様子
Rising Lotus Academy Pre-School (幼稚園)

都市部から離れたマイトリナガルと呼ばれる場所にある幼稚園を訪問してきました。
孤児院Rising Lotusの運営者ハリさんの大学時代の同級生が運営する幼稚園で、お金の面で困っていると聞き、お話を聞きにいきました。3歳から7歳までの子供達が16人通っており、日曜日から金曜日までの6日間学校は開いています。月に1人3000円程の学費が入るそうですが、家賃や毎日提供しているお昼ご飯代なども含めると毎月の支払いで運営費にマイナスが出てしまい、スタッフの給料などは実費で払うこともあるとのことでした。現在は文具、ボランティアスタッフ、ライブラリーなど、必要としているものは沢山あるとお聞きしました。
幼稚園内の見学を行った際、建物内はテレビやキッチンなど設備も整っている部分が見受けられました。この1ヶ月間、沢山の連絡を運営者のビスヌさんからもらいましたが、少し支援慣れをしている様子が伺えました。貧困な場所でも、他の支援先と比べるとまだ裕福な環境が揃っているように感じました。今後も、どこの支援先に行くにあたっても支援が本当に必要な場所はどこなのか、必要としているニーズは何なのか、しっかりと確認し調査していきたいと思います。

  • 【写真2】幼稚園の建物
  • 【写真3】幼稚園の子供達
AESN( Asia Education Support Network)

AESN(Asia Education Support Network)と呼ばれる日本が運営するネパール人の学生を対象とした奨学金システムの修了式に参加していきました。
日本語協会JALSANの元会長であるスバトラさんはこのプログラムが始まった頃から運営に携わっており、日本とネパールを繋げてきました。このプログラムは1995人に2人の学生たちから始まり、24年間に渡り貧しい子供達が高校を卒業できるように、日本側からサポートする奨学金制度が行われました。そして今回が最期の卒業生でこの奨学金制度は終わり、25年間の活動を全て含めた閉会式のMC、同時通訳者として式に参加しました。日本からは15名の里親を務めた日本人の方々が来られ、奨学金を受けた生徒達と家族を含めて100人ほどの参加者が来られました。この制度では毎年2人の子供達へ奨学金が送られていたおり、今回の閉会式で奨学金を受けた子供達の現在の活躍などの報告もありました。全体の93パーセントの生徒が高校を卒業し、仕事、結婚、大学、海外留学などしっかりとこの制度を通して次のチャンスを継がんでいます。日本より支援したいと思う人と、ネパール現地で支援を必要としている人々を繋げていくこと、継続的な支援の大切さを改めて実感しました。
今後この奨学金制度とはまた異なりますが、何かネパールと日本を繋げられるような活動にも目を向けていきたいと感じました。

  • 【写真4】式の様子
  • 【写真5】集合写真
柔道協会 ダルマさん

柔道協会のダルマさんのオフィスにお邪魔し、12月中旬に開催予定の柔道大会、パラ柔道大会の打ち合わせを行いました。
今回で5回目の開催になるこの大会ですが、エベレスト山付近にある柔道を行なっている孤児院の子供たちや、日本で柔道を行なっている大学生、ブータンの子供達などの招待も考えており、今までで一番大きい国際的な大会を開く予定です。国際的な大会を開催するにあたって、いくらかの運営費を国からも貰えるとも聞きました。しかし予算がすこし足りておらず、何か手伝える事があれば、一緒にこの大きな大会の開催を協力していきたいと考えています。ネパールでは自分から動かないと大会は開けないと語っていたダルマさんですが、柔道に対する思いは強く、ネパールの柔道をこれからも盛り上げていきたいとのことでした。東京オリンピックに向け、ネパールの柔道レベルも着々と上がってきています。ネパール国内の柔道の発展に貢献できるような、とても興味深い大会になると考えています。大会に向けてサンタンからはどの様なサポートができるかしっかりとアイデアを練り、準備していきたいと思います。

  • 【写真6】右 ダルマさん
    真ん中 孤児院パタンジャリ 柔道トレーナー マルジさん
子供食堂、市立Phoenix academy訪問

女性会会長パルさんと日本食レストランotafukuのオーナーのナビンさんと子供食堂のミーティングを行い、内容を着々と固めています。子供食堂を始めるにあたって、はじめに必要となる調理器具などのリストを作り、金額の見積もりを行いました。また、栄養のある食材を使ったメニューなども日本食レストラン経営の知恵も借りて考え、順調に話が進んでいます。
また、参加対象となる貧しい子供たちがいると聞き、同じ地域にある市立学校のPhoenix academy を訪問しました。貧しい家庭で育ち、奨学金を受けて学校に通っている3歳から16歳までの子供たちにもお会いしました。生徒数140人中22人が全額免除の奨学金を受けており、子供たちの親は肉体労働関係の職業で月に1万円程しか収入がないとお聞きしました。普通の学生でも授業料はとても安い学校ですが、本当にとても貧しい子供達にも全面的にサポートをしている良い学校だと見受けられました。校長先生の知り合いであるネパール政府の方のサポートでこの奨学金制度が成り立っているとのことでした。ただ無料で食事を提供するのではなく、しっかりと子供達の親には栄養食事についての知識を伝え、子供達にも食事後に無料で勉強のできる学びの場を作る予定です。
12月の最終土曜日を目標に、第一回目を開催できるように準備を進めていきます。

  • 【写真7】 右 市立学校の校長先生
    真ん中 奨学金を受けている子供たち
孤児院Rising Lotus

都市部から少し離れたキルティプルという場所にある、女の子が約30人いる孤児院にバレーボールコートの設置を計画しています。ネパール内でとても優秀な成績を収め、奨学金などをもらっている子供たちもいる孤児院ですが、子供達は学校が終わってからも長い時間孤児院で勉強をします。一度、バスケットボールの指導を行った際、子供達はスポーツをする時間ももっと欲しいと話してくれたため、運営者のHariさんと相談し、バレーボールコートの設置を企画しました。設置にあたって必要になるのはポールが二本とネットのみで、地面にポールを埋めたりセメントで固めたりする作業は地元の方々が無料で行なってくださりました。また、ポールを使わないときは地面から取り外し可能な物を作っていただき、バレーボール以外にも高さの調整を行うことでバトミントン用としても使えるようになっています。後日、バレーボールコート贈呈のセレモニーを行ってくださいます。

  • 【写真8】左 孤児院運営者 ハリさん

11月中旬には、日本の一般社団法人Chefukoが孤児院Rising lotus に訪問され、子供達の体力測定、大人の方に向けたセラピーマッサージの支援を行われました。
震災後、ネパールには毎年2回の訪問をしており、子供達に対しての教育面の支援、そしてセラピーマッサージを通して現地の人々の気持ちをリラックスさせる支援活動を行なっています。今回は日本から5名と、ネパールのNGO団体Happy Earth Nepalから日本語の話せるネパール人の方に来られ、ネパール人メンバーが日本語の通訳を行い、子供達とコミュニケーションを取っていました。子供達に今回体力測定を行った理由としては、実際に自分自身の運動能力で何が不足していて、何が人よりもズバ抜けているのか? などを子供達に楽しみながら知ってもらうためとの事でした。
また来年の夏にネパールに来られるとのことです。

  • 【写真9】体力測定の様子
孤児院 NICDS 訪問

カトマンズ市内から1時間ほど離れたバクタプルと呼ばれる場所にある、NICDSという孤児院を訪問してきました。
この孤児院は、学生団体として活動をしていた3年前から関わりがあり、孤児院の運営者であるシバさんから連絡をいただき今回は訪問する形になりました。現在、約40人の子供たちが暮らしており、孤児院卒業後は、孤児院の運営を手伝っている子や、高校卒業後には自立して暮らす子供たちも多く居ます。子供達は普段お肉やお菓子などを食べる機会が少ないため、今回の訪問で鶏肉8kg、お菓子の詰め合わせを寄付しました。少し離れた場所にあるため、長い時間の滞在はできませんでしたが、また訪問したいと考えています。
現在いくつかの団体や、観光客から支援は入っていますが、以前より少し運営が難しくなっていると聞きました。また詳しく知るために、訪問し自分の目でニーズを確かめたいと思います。

  • 【写真10】真ん中 シバさん
企画 「Before I Die」

ネパールの大学などをまわり、大学内の学生が多く集まる場所にテーマを決めボードをおき、自由にアイデアを書いてもらうという形の企画を現在進めています。この企画は、TEDx と呼ばれる世界的なプレゼンテーションのカンファレンスの内容の1つである「before I die…」をモチーフにしたもので、世界中で同じ活動が行われています。ネパールではまだ企画されたことがなく、第一回目を開催する予定です。
現在考えているボードのテーマとなる内容は、「死ぬ前に達成したいこと」、「もしネパールを変えられるとしたら」の2つです。
before I dieの企画に必要となるボードも完成し、受け取りました。現在、ビソバサ大学、カトマンズ大学、トリブバン大学で企画を行う予定で、先方と連絡を取り合っています。年内にどこかの大学で一度は開催できるように進めています。また、大学以外でも沢山の人が集まるイベントなどがあれば置かせていただけるようにしていきたいと考えています。

  • 【写真11】 注文したボード (黒板)
12月

11月はティハール休みが明け、ネパール語の授業も再開しました。休み前に受けていた授業と比べ、授業内容のレベルとスピードが上がりました。そして来月12月上旬には期末テストが行われます。期末テストは、ライティングのテストが2つ、リスニングとスピーキングの4つのテストがあります。ライティングでは文法だけでなく、決められたトピックについて文章を作ると言うものもあるとのことで、授業内で教えていただいた重要な部分をしっかりと勉強し、良い成績が残せるように予習復習していきたいと思います。 また、現在進行中の企画もしっかり成功できるように準備を進めていく予定です。

バックナンバー
ページトップ